“神代三上陵”でカラダもココロもリフレッシュ
- 更新日:2013年05月30日
- カテゴリ:周辺情報
-霧島市溝辺町「高屋山上陵」鹿屋市吾平町「吾平山上陵」
海幸彥と山幸彥の神話をご存知だと思いますが、古事記に出てくる兄弟喧嘩のお話です。海幸彥(ホデリノミコト)が兄、山幸彥(ホオリノミコト)が弟です。ある日、山幸彥が海幸彥の道具を借りて海に漁に出かけますが、その釣針を無くしてしまったことから爭いが始まります。

その兄弟喧嘩ですが、弟の山幸彥が勝って天皇家へとつながり、負(fù)けた海幸彥は隼人族の祖となったともいわれています。ちなみに、天上からこの地上の高千穂の峰に降りてきた天孫降臨伝説。その降り立った神様がニニギノミコト。海幸彥と山幸彥はニニギノミコトの子ども達(dá)です。
ここ「高屋山上陵」は山幸彥(ホオリノミコト)の御陵(天皇家の墓)とされ“神代三上陵”のひとつで、薩摩川內(nèi)市の可愛(えの)山上稜、鹿屋市吾平町の吾平(あいら)山上稜、に並ぶ神代の皇室の墳?zāi)工瑢m內(nèi)庁管理のもと治められています。山幸彥(ホオリノ
ミコト)は神武天皇(初代天皇)の祖父にあたります。



霧島市溝辺町の國道504號を北へ4キロほど進(jìn)むと、右前方にこんもりとした小高い森が見えてきます。様々な種類の木々が生茂り、巨樹の木立が並ぶ真っ直ぐとした石段を上ると拝禮所がありました。昭和天皇や今上陛下が皇太子の頃に美智子妃と御參拝された碑が建っています。昭和天皇が御參拝された折には元師海軍大將 東郷平八郎が付添人として參拝されたようです。
高屋山上陵の東南方向に位置する丘は山幸彥の妻になった豊玉姫を見初めたところから「みそめヶ丘」といわれていて、溝辺(みぞべ)の語源とも言い伝えられています。ホオリノミコトの御霊は鹿児島神
宮に祀られています。

続いては、鹿屋市吾平町の「吾平(あいら)山上陵」へ伺いました。

ここは、初代天皇である神武天皇の両親(ホオリノミコトの子の「ウガヤフキアエズノミコト」とその妻「タマヨリヒメノミコト」)の御陵になります。


吾平山上陵は全國でも珍しいとされる巖屋の陵で、500メートルほど続く砂利の參道は、緑が美しく、そして川のせせらぎも優(yōu)しく流れ、まさに神々しい雰囲気を醸し出していました。小さいですが、その佇まいはなんとなく三重のお伊勢さまに似ていると思いました。ウガヤフキアエズノミコトの御霊は宮崎県の鵜戸神宮に祀られています。




このように県內(nèi)には、“神代三上陵”がありその御霊は、霧島市の霧島神宮と鹿児島神宮に祀られています。パワースポットとして、山上陵めぐりなどいかがでしょうか。パワーをいただけるかも知れませんね。
撮影年月日 全て平成25年5月
高屋山上陵
霧島市溝辺町麓
お問合せ 霧島市観光課観光PRグループ
電話 0995-45-5111
■交通アクセス 霧島高千穂リゾートランドより約32㎞(車で約48分)
吾平山上陵
鹿屋市吾平町上名52560-1
お問合せ 鹿屋市役所観光振興課
電話 0994-31-1121
■交通アクセス 霧島高千穂リゾートランドより約82㎞(車で約2時間3分)








