平成23年2月27日（日）、第24回目となるオーナー會が阿蘇市內牧の農村環境改善センターで行なわれました今回のテーマは「陶蕓」です
 

　この日お集りいただいたオーナー様は28名先生は、合志市で「器?雑貨りん」を営む、高橋亨さんです高橋さんは店で全國各地の作家の器を仕入れて販売するほか、熊本県內の學校や公民館で出張陶蕓教室を行なっているそうです
 

　高橋さんのお話によると、陶蕓には大まかに「粘土の精製」「つくり」「乾燥」「素焼き」「釉薬がけ」「本焼」の工程があるとのことですが、今回體験するのは、粘土をこねて器の形を作る「つくり」の部分。湯のみやカップの場合、まずは底となる部分を作り、粘土を細い棒狀になるようにこねます。底から表面をぐるっと巻きつけるように積み上げる作業を繰り返し、高さを出していきます。

 

器の底を作る高橋さんを、真剣な表情で見つめます

 

高橋さんの作品。どちらも凹凸のある側面で持ちやすく、使いやすそうなカップです

 

　高橋さんのお手本の後、早速作業開始ですこの日のために作品の見本となる寫真を用意されているオーナー様もいらっしゃいましたグラタン皿や小皿などの食器のほか、お地蔵さんを作るオーナー様も

 

　

　
夢中で作品を作られるオーナー様。途中、大きくなり過ぎたり、うまく形が作れなかったりして苦戦されている時は、高橋さんと、高橋さんのアシスタントの中島なり子さんがサポートしてくださいます

 
 

　1時間ほどで、作品の仕上げに入るオーナー様も増えてきました。「最初は難しいと思ったけど、土にふれていると、何だかリラックスしてきますね」と教えてくれたオーナー様は、マグカップが完成間近です
 

「このカップでお湯割りを飲んだら多すぎるかな」「お酒のおつまみ皿に活躍しそう」と、器についての會話を楽しむオーナー様も増えてきました作品が出來上がったオーナー様は、お一人お一人、「作品発表」として、自己紹介と作品と陶蕓に関しての感想をお話されました。
 

　器は、高橋さんが素焼きした後、「乳白色」か、「つや消しの黒」、または織部焼の「緑」の3種類の中からオーナー様のお好みの色で仕上げられ、約1カ月後にビジターセンターに屆くそうです。出來上がりが楽しみですね

 

 

「どうやったらちゃんとできるかな？」皆さん、高橋さんの手元を見つめます

「取っ手つきの器ができたよ!!」 

無事完成して、ほっとした表情のオーナー様 

以前陶蕓を學ばれていたオーナー様の作品。形がきれいで、やさしいお地蔵さんが完成しました 

出來上がった作品は、中央のテーブルへ。皆さん他のオーナー様が作られた作品に興味津々

  

オーナー様と高橋さんと中島さん、スタッフで記念撮影

 

陶蕓教室を開催してくださった高橋亨さんのお店
『器?雑貨りん』のＨＰはこちら↓
www.rin.shop-site.jp/index.html



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