【あそ通信】御田植神幸式　～阿蘇の青田をゆっくり歩む、古式ゆかしい幻想的な祭り～

【あそ通信】
御田植神幸式

阿蘇の青田をゆっくり歩む、
古式ゆかしい幻想的な祭り

　「御田植神幸式」は通稱“おんだ祭り”とも呼ばれ、毎年7月下旬に阿蘇神社で行なわれます阿蘇神社では年間を通じて稲作に関する行事が行なわれますが、その中でもこの祭りは最大規(guī)模阿蘇における夏の風(fēng)物詩(shī)です

神様の食事を頭にのせて運(yùn)ぶ“宇奈利（うなり）”たち

　4基の神輿を中心に、神様の食事を運(yùn)ぶ役を擔(dān)った全身白裝束の“宇奈利（うなり）”と呼ばれる女性たちなど、合わせて約200人の行列が青田の中を練り歩くのです
 
    この時(shí)期の稲の育ち具合を神輿の中にいる神様に見(jiàn)てもらうことによって、秋の豊作を祈るものといわれています。「神輿神輿にお賽銭をあげて、下をくぐると風(fēng)邪をひかない」という言い伝えもあります。

　午前11時(shí)30分から行列が阿蘇神社を出発します。その際は正面の樓門ではなく、脇にある神幸門を通ります。この門は、1年の中で御田祭のある1日だけしか開(kāi)かれません

　神輿を運(yùn)ぶ“駕輿丁（かよちょう）”と呼ばれる人たちが謡う「御田歌」が響く中、行列は半日をかけてゆっくりと進(jìn)んでいきます。神に捧げる唐櫃（からひつ）を頭に乗せて“宇奈利”がゆっくりと歩いていく様は、のどかながらもどこか幻想的な雰囲気

　約5時(shí)間半ほどで、再び阿蘇神社に戻りますが、今度は南の還御門から神社へ入ります。これは皇宮の制にならっていると伝えられています。時(shí)刻が午後6時(shí)をまわったころ、神輿に稲の苗を投げ、駕輿丁が歌納めをすると祭りは終了です。

　古式ゆかしい時(shí)代絵巻をぜひ一度見(jiàn)てみませんか

DATA
御田植神幸式
2011年7月28日(木)
10：00〜18：00
御田植神幸式についてのお問(wèn)い合わせ
阿蘇神社社務(wù)所
熊本県阿蘇市一の宮町宮地3083-1
TEL／0967-22-0064
FAX／0967-22-3463
平成12年7月撮影

アクセス
ロイヤルシティ阿蘇一の宮リゾートから約4km、車で7分
 
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