食材王國巖手探訪 『直利庵』 ちょくりあん
- 更新日:2011年06月07日
- カテゴリ:周辺情報
文鳥を預けて行った知人が巖手に戻り今まで預かってくれたお禮に食事をおごってくれるとの事、ようやく慣れて來た文鳥の“ピュアちゃん”との別れに少し寂しい気持ちもありましたが“食事”が食べられる、しかも“おごり”と言う事で喜び勇んで向かいます
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食事の場所は??盛岡市內の“直利庵”です
“わんこそば”でも有名処ですが、間違いなく“蕎麥”が美味しいお店です
メニューを広げ、知人は「何でも食べていいですよ!」と優しく言葉を掛けてくれます
知人は知りません??私にその言葉は完全に“ブレーキの壊れた重戦車”のごとく怒濤の注文を発信させてしまう事を??知人は未だ“ニコニコ”しています
著物を著たスタッフの女性が來た瞬間に私は待ってましたとばかりに注文を始めます
「え~と!“海老天そば”溫かいのが一つと、“天ざる蕎麥”一つと、“カツ丼”一つと???」と言っているとみるみるうちに知人の顔が青ざめて來ています
「そんなに、食べるのかな?」
「少しは遠慮と言う事を知らないのかな?」みたいな顔をしているのを営業経験の長い私はその雰囲気をすぐさま察知し??(誰でも判りそうですが??)女性スタッフの方に「その位で今日はいいかな??以上です」とほとんど遠慮無しの狀態で注文します
知人が注文を迷っているみたいだったので「ここの“カツ丼”は蕎麥つゆのダシを使っているから、特に美味しくて、いつも食べるんですよ??」とアドバイスすると知人は「へ~!」と言いながら、注文したのは“ざる蕎麥”のみでした
「あまり??食欲が無いのかな~」と思いながら??(私の注文に呆れている事にも気付かずに??)注文の品が運ばれて來るのを待ちます
來ましたですよ~!!“海老天そば”“天ざる蕎麥”が來ました
一気に食べます、すると“カツ丼”が運ばれて來ます
「これなんですよ~」と言いながら、黙々と食べます
カツに“蕎麥つゆ”が染込んでいて何とも言えない芳醇な味わいが“胃空間”を満足させてくれます
卵も半熟で“カツ”との見事なハーモニーをかもし出しています、天ぷらもサクサクで溫度も上がり具合も“このタイミング”と言う最高の味です
全て完食し、満足の中で??知人も“ざる蕎麥”を食べ終わります
「今日はありがとうございます、美味しかったです」と丁寧にお禮を言いいます
「いえ??いえ??凄い食欲にビックリしましたよ」と知人は少し財布の中身を心配しています
「また、文鳥“ピュアちゃん”を預ける時はいつでも言って下さい」と伝えると知人は「い?いえ??もう大丈夫です」と返します
二度と文鳥の“ピュアちゃん”には會えない事を悟りながら、満足したお腹で帰路に著きました
『直利庵』 ちょくりあん リゾートより約37km
※掲載の寫真は全て平成23年6月撮影
~ITO~

















