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八幡平サーキットサンマリノGP見參！

更新日：2009年08月24日
カテゴリ：周辺情報

未來の夢、それはF1グランプリドライバー!

八幡平サーキットサンマリノGP見參！

　心地好いエンジン音を響かせながら、自慢のテクニックを競っていました。ここはサンマリノグランプリです。東北自動車道?松尾八幡平I?Cを降りて、八幡平の観光ルート、アスピーテライン方面に向かいます。およそ5分も走ると最初の信號機のある十字路。この右手に建物が目に入ります。これが八幡平サーキットサンマリノグランプリなのです。直進するとアスピーテライン、右折すると安比高原、左折すると巖手山パノラマラインに直結し、八幡平溫泉郷、巖手山焼走り熔巖流へ一直線、産直センター?松っちゃん市場、なかやま荘とはちょうど斜め向かいという、格好の場所です。

　乾いた空気を切って疾走するカートの姿に誘われて、おじゃましました。

　『今日は大會の日なんです』と説明してくださったのは、オーナーの秋谷弘之さん。レース名は、<2009サンマリノ2時間耐久レース>で、今年の4戦目ということです。4月から11月まで、毎月1回レースを開催していて、8月の第5戦は、特別に4時間耐久レースとして行うとか。今回のドライバーは、地元に加え、仙臺、花巻、大館など県外からも來ていましたが、その回その回で參加者が代わり、多彩な顔觸れが揃うんだそうです。『このサーキットは2000年に始まったんですが、あの“無限"も関わっていましてね。ファンは全國にいっぱいますよ。サンマリノGPは私どもが開催しますが、他には仲間內でこのサーキットを借り切ってのプライベートのレースを楽しんでいる人も結構います』と、人気の高さを話してくれました。

　このサンマリノのコースは、1週が530mです。2時間耐久レースとなると、だいたい170〜180の周回數となるそうです。時速はほぼ70kmといいますが、ドライバーが実際に感じる速度は約2.5倍といいますから時速150kmと相當な速さですね。

　ヘヤピンカーブあり、S字カーブありの本格的なコースだけに、1周を回りきるのにおよそ50秒前後。かなりのドライバーテクニックと集中力が必要と言えましょう。

　今回は5臺によるレースでしたが、多い時なら10臺ぐらいも參加するそうです。朝の時間に15分間の予選を行い、ポールポジションを決めます。本戦は20分走行でドライバーが交替します。給油やドライバーチェンジのためのピットインは1分間と決められています。

　コースのすぐそばで見ていますと、その迫力は凄いものでした。サーキットが小さいからと侮ってはいけません。とにかく感覚的にはF1そのものなんです。

　秋谷オーナーいわく。『ドライバーが感じるGはF1とそうちがいませんよ。実際乗ってみると分かります。F1ドライバーを體験したかったら、ここで試すことができますよ。ぜひおいでください』

　素人目にもこれはうまい!というドライバーがいました。巧みなテクニックで追い越し、あるいはコーナーワークの鮮やかさ!オーナーに聞きましたら、ちょっと照れくさそうにに、『息子なんです。今13歳ですけど、3歳の時から乗ってましてね。いまの技術なら同年代なら日本で5番には入ると思います。』と少し誇らしげでした。

　
　その人によって、それぞれのドライビングテクニックをもっていて、先行逃げ切り型、追い込み、追い抜き型などで、こうした大會で得意の技を駆使しながら、切磋琢磨し磨いていくんだそうです。