【あそ通信】熊本の銘品21 全國2位の出荷量を誇る可憐な花~トルコギキョウ〜
- 更新日:2011年02月25日
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熊本の銘品21
薄くて柔らかな花びらが印象的なトルコギキョウ
熊本県は、トルコギキョウの出荷量が全國2位であることをご存知でしょうか
原産は北アフリカの花で、日本には1935(昭和10)年ごろに持ち込まれました。1950(昭和25)年ごろから長野県で栽培が始まりました
熊本では、夏場は阿蘇などの冷涼な土地で、冬場は菊池や球磨などの平坦地でハウス栽培され、冷房や暖房に加え、最近は電照などの高度な技術を駆使し、年間を通して品質の良いトルコギキョウの出荷を可能にしています
トルコギキョウの名前の由來には、いくつかの説があるようですが、つぼみの形がトルコ人のターバンに似ているからという説が有力なようです
現在、約500品種以上があり、加えて花びらの數や色などが異なるたくさんの品種が毎年誕生しています。熊本県內では、約250品種が栽培され、関東?関西方面や九州各地の市場へと運ばれています


トルコギキョウの花びらは、一重か八重の2種類。色はピンクやホワイトから、グリーンやブルーといった他の花では見かけない珍しい色のものまで豊富にそろうことから、自宅用から冠婚葬祭まで幅広く利用されています。八重は、ヒラヒラと花びらが幾重にも重なり、バラのような豪華さ
ブライダルをはじめとしたお祝いごとのアレンジに活用されています
また、切り花にした後も花持ちが良い點も魅力です
ブライダルをはじめとしたお祝いごとのアレンジに活用されています
花言葉は、「希望」「優美」「よい語らい」
生花店や直売所で、その可憐な姿を見かけたら、お気に入りの色を選んで、お部屋に飾ってみませんか

水や溫度の管理に注意するほか、夏場はシルバーや黒のシートでハウス內を覆い、地溫の上昇を抑えて栽培されているそう
一重のトルコギキョウ。寫真のトルコギキョウのように、花の縁に色が付いたものを覆輪(ふくりん)というそうです


八重のトルコギキョウ。咲いた花はもちろん、細長いつぼみもアレンジに利用されます
日本で開発された品種が世界各國で育てられています
クリスマス向けのテーブルアレンジ
【取材協力?畫像提供】
熊本県農林水産部園蕓課
熊本市水前寺6-18-1
TEL/096-333-2394
寫真は2005年4月、2007年5月、2008年11月、2009年5月、2010年11月撮影














