不思議といえば不思議?霧島七不思議の旅-
- 更新日:2013年10月17日
- カテゴリ:周辺情報
霧島市霧島「風穴」「亀石」「御手洗川」「両度川」の四不思議
霧島には、
七つの不思議の言い伝えが
今も殘っています。
「蒔かずの種」は、
山中や竹やぶに、種をまかないのに陸稲が生えるという不思議。
これは天孫降臨の折、高天原からもたらされた種だそうです。
「文字巖」は、
大きさが10立方メートルの大巖に、10センチメートル程度の隙間があり、
手を入れることの難しい狹い隙間であるにも関わらず、
內側の隙間に梵字が彫られているというもの。
「夜中の神楽」は、
霧島神宮が現在の場所に遷宮された時、
深夜に聞こえるはずのない神楽の音を、
多くの人が聞いたといわれるものなどです。

今回は、霧島神宮西側から入る舊參道にある
「風穴」
「亀石」
「御手洗(みたらし)川」
「両度川」の四不思議へ行ってきました。
まずは、「御手洗川」へ。
現地の案內板には
『御手洗川は、巖穴から湧き出る水が小川となって流れています。川の水は11月から4月ごろまでは、ほとんど枯れていますが、5月ごろから非常な勢いで大量の水が湧き出ます。天孫降臨の際、高天原から持ってきた真名井の水も混じっていると伝えられています。』 とありました。
川の傍には若宮神社が鎮座していて、
その水面は いかにも天からの恵みのように滔々と流れ出ていました。

本當に
11月から枯れるのか想像がつかないほど。

続いて「風穴」へ。
その名の通り、風が吹き出す巖穴です。
それらしい穴があったので、手を近づけてみたり顔を近づけてみたりしたのですが???。
私には何も感じませんでした。不思議です。
霧島山中ではこれに似た現象はあちこちにみられるそうです。
次は「亀石」。
風穴の側にあったのですぐ見つけられました。
カメにそっくりの自然石です。実はこの舊參道を亀石坂とも呼んでいます。
神との約束を破った亀が石にされたとの伝説が殘っています。
何の約束を破ったのかはわかりませんが???。
こんな姿になって可哀想な亀です。


続いて、「両度川」。
先ほどの「御手洗川」から西へ150メートルほどの所に、その川はあります。
川といっても水は枯れていました。
毎年6月頃から流れ出し、はじめ10日も流れたかと思うと、全く乾いてしまい、數日経つとまた流れ出すそうです。
川は短く小さいものですが、水量は多いそうです。
毎年決まった時期に 二度流れるというので 両度川という名が
付けられたそうです。
9月なので水はありませんでした。
そして、ここは「華林寺」というお寺があったところです。
霧島神宮の別當寺でその規模も大きく、支坊(寺社が信者のために設けた宿泊所または僧の住居)も7坊あり、かの坂本龍馬も霧島を訪れた折、ここに一泊したそうです。
明治政府の神仏分離令により廃寺となりました。

霧島神宮
鹿児島県霧島市霧島田口2608-5
■撮影年月日/全て平成25年9月
「霧島七不思議」のお問合せ
霧島市商工観光部 観光課 観光PRグループ
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