【あそ通信】 ひなまつり①
- 更新日:2017年03月13日
- カテゴリ:周辺情報
特集 人吉球磨は、ひなまつり(1)
ひな人形におひな御膳 春風が吹く城下町へ
ロイヤルシティ阿蘇一の宮リゾートから県南へ車で約2時間。
人吉市中心部にはかつて城下町として栄えた商家や焼酎の蔵元が點在し、
昔ながらの町並みが殘っています。
毎年2~3月には、「人吉球磨は、ひなまつり」を開催。
女性を中心に多くの観光客で賑わいます
さまざまな表情のひな人形と出合うことができます
鎌倉時代初期から幕末にかけて、
約700年もの間大名の相良氏によって統治されてきた人吉球磨地域。
國指定史跡の人吉城跡や國寶の青井阿蘇神社社殿など、地域には相良氏と民衆が
一體になって作り上げた歴史を感じさせる多くの重要文化財が存在します。
人吉球磨地域では、毎年2月1日から3月中旬まで
「人吉球磨は、ひなまつり」が開催されています
20回目となる今年は、3月20日(月?祝)まで実施。
期間中は參加店のショーウインドウや公共施設、
溫泉旅館のロビーなど100カ所以上でひな飾りを展示。
加えて、商店街の歩道や店先は桜色ののぼりやひな人形が描かれた提燈で彩られ、
城下町のたたずまいを殘す町並みがいっそう華やいだ雰囲気になります
各展示場所の方が、ひな人形にまつわる思い出話や解説をしてくれます
飾られるひな飾りは地域に代々伝わるものが主。
中には江戸、明治、昭和、平成の4時代のひな飾りが並ぶ店もあり、
人形の顔立ちや表情、女雛髪の結い方や髪飾り、
官女の衣裝など時代ごとの特徴を見比べるのも一興
また、地元の幼稚園児や小學生の工作品、豆粒のように小さなクラフト作品など、
施設によってひな人形のバリエーションも豊か。
球郡球磨村の観光案內所には
伝統工蕓「一勝寺曲げ」で作られた木製のひな人形が飾られ、
地域の歴史と文化にも觸れることができます
球磨郡多良木町では、昭和初期の石倉に小さな人形が連なる
「つるしびな」やひな飾りを展示
多良木町役場交流館 石倉 ☎︎0966-42-1257
板木を煮て曲げる「一勝地曲げ」で作られたひな人形
人吉球磨は、ひなまつり/2017年2月撮影
ロイヤルシティ阿蘇一の宮リゾートから約122km、車で約2時間