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【オーナー日記】#30　門松づくり

更新日：2015年01月10日
カテゴリ：オーナー日記

12月23日“県民の森”の“フォレスト?アイ”で門松づくりの講習會があり、リゾート內のご近所さんに誘っていただいて參加した。

　9時から15時までの予定で、晝食持參、募集30人に參加者60人以上？　申し込みは29人だが、およそ家族同伴、講師5人～？”八幡平ＦＡＮ“の取材あり、”ＦＭ巖手“の実況レポートあり、となかなかの盛況ぶりだった。

＜會場：フォレスト?アイ（分譲地より約4.5km）＞

　自分の不器用をカバーするために助手として妻を従えたのだが、他の方も思いは違えど、助手連れが多く、會場はすごい熱気だった。

　開會宣言、講師紹介、後、“縄を取りに來て！“という號令が講師の最初で最後の號令だったような気がする。

　その後は、烏合の衆と化しつつ、いくつかのグループになり、見よう見まね！進行も人それぞれ！何をどうすればいいかの説明もなく、ホワイトボードに記述されているわけでも、手順書が配布されているわけでもない。以前ならとっくに切れているだろう自分が????思い出すだけで怖い。

ところがである。誰一人文句を言うわけでもなく、大きな聲を出すわけでない。すこぶる和やかな雰囲気の中で進行しているのである。

　私自身、面食らいながらも、ご一緒させていただいた方の手取り足取りで完成させることができた。不思議なものである。サラリーマン時代の合理的な仕事の仕方、適切な指示????云々とは一味もふた味も違う、ものとの付き合い方、人との付き合い方があるものだ。本當に所変わればである。

　今回の最大の盛り上がりは、“こも”の真ん中に結ぶ“松の飾り結び”であった。一?二度見ただけではとても理解できない難物であった。

　自分の片足にわら縄を巻きつけている人あり、助手の腕を練習臺にする者あり。私自身なかなかの難産であったが“i-Pad”に動畫で保存してきた。(來年からはＰｒｏ！)　皆さん15時までの予定が、マニュアルなしで11時30分には完成。記念寫真の後、12時散會。

　すこぶるよい出來のこの門松だが、年末年始、人も神様も來ないかもしれない我が家に飾ってもなぁ～と言うことになり、自分の生家に引き取りをお願いした。ことのほか喜んで貰えてよかった。

　ところで、この門松の言われを問うてみるに、常緑樹は昔から、何もない枯れ野に緑が冴え、長壽の木として喜ばれ神事に使われてきたそうだ。また、稲の収穫が終わると、田の神様が山に帰り山の神になるのだが、正月にはこの門松の緑を目印に帰ってくるという。

　サカキやシキミから松飾りになったのは平安時代の後期に中國で”めでたい“とされていた松が伝わってからだという。????(このころから門松と呼ばれるようになったそうな。)　また、竹を使った門松は戦國時代以降だという

　ウソかまことか？と斷りながらも、ものの本＜「蝶々はなぜ菜の葉に止まるのか」稲垣栄洋著　(角川ソフィア文庫)＞には、徳川家康が武田信玄に敗れたとき、武田が徳川に１句送ったという

　→「松枯れて　竹　たぐいなき　あしたかな」??＜松（松平=徳川）枯れて、武田たぐいなき、あしたかな＞

　得意満面の武田軍の顔が思い浮かびますが、これを徳川の家臣が濁點を付け替えて

　→「松枯れで　竹だ　くびなき　あしたかな」????（松は枯れないで、武田の首のない　あしたかな）

　と読み替えて披露したとか。(言葉の力、なんと何とすごいことか！)そして、徳川の戦勝祈願として、頭を切り落とした竹を松で包囲して門松として飾った。と言うもの。

　小さな手わざの中に編みこまれた、なんと大きな世界であろうか？　また、人の知恵?知識?技術、なんと人の心を躍らせてくれることか！今年もきっとよい年でありますように。

支給品：

１．口徑２０ｃｍφ程度のプラスチックのゴミ入れ２個

２．こも、1/3に切ったものを2枚

３．わら縄　6本

４．砂

５．紅白の桃の花の造花

６．松の枝　6本

７．竹　6本

８．參加費　　￥３,５００

作り方紹介　＜作り方はWebで“八幡平ＦＡＮ”を見ていただくと詳しい＞

１．ゴミバケツにこもを巻きつけて、上下端をわら縄で固定する

２．このバケツに大中小の竹をさして、砂を入れて固定する

３．竹を囲むように松の枝をさし、さらに梅の花を飾る

４．ゴミ箱の真ん中に松を模した飾り結びを施す

坂久保様のプロフィールご紹介はこちら

※掲載の寫真は全て平成26年12月撮影

※オーナー日記は當社からの依頼により、オーナー様の日々の生活の情報をご提供いただき、當社スタッフが更新を行なっています。

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