【オーナー日記】#26 本丸御殿の食事
- 更新日:2011年11月01日
- カテゴリ:オーナー日記
肥後藩の城下町として栄えてきた熊本。
熊本市周辺には肥後藩ゆかりの史跡や舊跡、資料館が點在し、
自然に囲まれた阿蘇とはまたひと味違った趣があります。
そのシンボルともいえる熊本城を訪れました。
1607年に加藤清正公が築城、現在は日本三名城の一つに數えられる
広大な敷地のお城。
威風堂々とそびえ立つ大小の天守閣は往時の栄華を物語っています。

2008年に復元された本丸御殿の大御臺所において、武家の儀禮的な
料理様式、本膳料理を參考に當時の料理を再現したという本丸御膳を
いただくのがこの日の目的。
その厳格な雰囲気に相応しく、全員著物で出席という企畫でした。

こんな機會を逃してはならずと迷わず參加したものの、やはり普段の
洋服とは勝手が違う。
慣れない正座でしびれる足を庇いながら苦痛に耐えて涼しい顔でおしゃべり。
そして遂には足を投げ出す有り様で、せっかくの裝いが臺無しに。
ところが、そんな思いをしていたのはどうやら私だけではなかったようで、
その様子を見てひと安心。みんなまだまだ修行が足りません。

ファーストフードや手軽なランチが日常となった昨今。
時にはこれほど手間をかけ、美しく彩られたお料理を、改まった気持ちで
ゆっくりいただくのもまた大切だと、日本の食文化の素晴らしさを改めて
教わったような気がします。
少々足がしびれたくらいでメゲてはいられません。
目指すは立居振舞の美しい、和服が似合うしっとり美人。
それまでは懲りずに何度でもチャレンジします!

※上記寫真は全て平成23年10月撮影
※オーナー日記は當社の依頼により、オーナー様の日々の生活の情報をいただき、當社スタッフが更新しています。














