【オーナー日記】＃２０　十五夜　

暑さも一段落した九月。ここ阿蘇では蕎麥の花が満開を迎えています。
今ではすっかり見慣れた一面真っ白に広がるこの風景。

秋が更に深まる頃、お店に新蕎麥として登場し、あちらこちらで目にする
『そば処』の文字が通りかかる人の食欲を掻き立てます。



また、阿蘇の稲刈りは霜が降りる前の九月にほとんど終えてしまいます。
今年もたわわに実った黃金色の稲穂が刈り入れを待つかのように重そうに
風に揺れていました。

澄んだ空気と豊かな水に育まれた贅沢な新米。
ここはほんとうに美味しい誘惑が多いところなのです。



今宵は十五夜、中秋の名月。ふと思いついて散歩帰りに道端のすすきを
採ってきました。

お月さまにお供えをするなんて子どもの頃以來。
昔、母が作っていたのを思い出しながら、農家の方に頂いただんご粉で
お団子作りに挑戦。あまり美味しそうには見えませんが???。





都會のように街の燈りなどないひっそりとした暗闇を、眩しいほどに
照らす満月を眺めながら、こんな風流を楽しむ気になれるのも自然に恵まれた
この地だからこそかも知れません。

月を見ながらデッキでちょっと一杯なんていうのもまた灑落ていませんか？


※上記寫真は全て平成２３年９月撮影

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