アスピーテ體験隊が行く『今年も巖手山に登ってみよう 【その3】』
- 更新日:2011年07月29日
- カテゴリ:自然観察
~7~ ~異変~
S課長の登るスピードが急激にスローダウンする、今までずっと先頭をかなりのハイペースで登り続けていたのだ、無理もない。私も昨年はペース配分を間違え、登りの八合目付近からはふらふらの狀態(tài)で歩いていた。
かなり健腳の登山者がコースタイム通りに歩いても往復6時間はかかる、普通の人が日常生活の中で6時間も歩き続けることなんてまず無いと思う。厳しい昇り降りをともなう道程の全容を考えたペース配分をするのは、実際登って経験し山に慣れた人でないと難しい。
先頭の私の後ろにS主任が続く、S課長と最後尾を歩く同行スタッフの姿が見えない、攜帯電話が突然鳴り出す「S課長が手の痺れを訴えて、座り込み動けない狀態(tài)です、しばらくこの場所に待機し休憩します」最後尾の同行スタッフからの報告が入る、心配していたことが現(xiàn)実になってしまった。
~8~ ~行くか戻るか~
S主任がS課長の様子を見に行く「息遣いが激しく呼吸が苦しそうです、手の痺れが元に戻らないそうです」かなり厳しい狀況のようだ。標高が上がり空気が薄くなったことで、酸素供給量と酸素消費量のバランスが崩れてしまっている、軽い酸欠狀態(tài)であるのは明らかだ。
「引き返そうか???」そんな考えが頭をよぎる。私の知る限りでは、山での重大な遭難事故は最初のトラブル時の判斷ミスにより、引き返すタイミングを失うことから発生しているように思える。今が勇気ある撤退をするべき時かもしれない。
攜帯電話が再び鳴る、同行スタッフからの著信だ「休憩しているうちにS課長の狀態(tài)は落ち著いてきました、手の痺れも取れてきたようです。あと200m登れば八合目の避難小屋に著きます、そこには水場もありゆっくり休憩できます。様子を見ながらできるだけゆっくり登り、途中で少しでも狀態(tài)が悪くなるようなら直ちに引き返しましょう」地図とGPSを駆使し現(xiàn)在位置と地形を把握し3人は冷靜な判斷をしたようだ。
~9~ ~魔法の杖~
「これを使ってください」同行スタッフが2本持っていたうちの1本のトレッキングポールを差し出す。「これに上體の體重をあずけて、足はできるだけ持ち上げないように、できるだけ小さな歩幅でゆっくり歩いてください、傾斜が急な場所では自動車が坂道をローギヤーでゆっくり登るように回転數(shù)(歩數(shù))を少なくしてください」スタッフのアドバイスに従いS課長が歩き出す。
杖をつきながらヨタヨタと、いっぺんに20歳も年をとってしまったかのような歩き方、でも表情はそれまでのものとは全く違い晴れ晴れしい。「おっ、涼しくなった~」とS課長、周りの狀況変化を感じる余裕も出てきている。大丈夫だ、これなら行ける!不動平はもうすぐそこだ。
冷涼な乾いた空気が辺りを満たす、登山道の両側を覆い隠していた樹木が無くなっていく、視界が急に開けた、不動平だ!ついにここまでやってきた。山頂があんなに近くに見える、さぁ、美味しい清水をいただいてここで晝食休憩だ。
◎ワンポイントアドバイス (私も巖手山に登ってみたい!という方に)
1. 地図とコンパス(方位磁石)は必ず同行者の一人は攜行しましょう
、森の中や濃霧などによる視界不良時にはハンディーGPSが現(xiàn)在地の把握に役立ちます。
2. 急な傾斜ではじっくりと、平坦なところはてくてくと登るスピードを調(diào)節(jié)し、心拍數(shù)が一定になるような登り方をすると體への負擔を軽くできます
。
???続編に続く???
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<巖手山 馬返し登山口> リゾートより約28km
※掲載の寫真は全て平成23年7月撮影
~ITO~













