【住宅のさまざまなリスクを見直してみよう】一次災(zāi)害と二次災(zāi)害の違いを知り、
中長(zhǎng)期的に家族の安心が続く
住まいを考える

Profile

大和ハウス工業(yè)株式會(huì)社 住宅事業(yè)本部
マーケティング室 ブランド戦略グループ グループ長(zhǎng)

木口 正浩

一級(jí)建築士。1998年大和ハウス工業(yè)に入社。住宅商品開発部で造作家具や水回り商品の開発や住まい方提案に従事した後、商品企畫に異動(dòng)。「xevoΣ」の商品企畫、「2.72m天井高」を軸とした商品戦略に攜わり現(xiàn)職。

地震発生時(shí)における住宅の一次災(zāi)害と二次災(zāi)害とは？

地震や臺(tái)風(fēng)、豪雨などの自然災(zāi)害が起きたとき、住宅にはどのような被害が起こるのでしょうか？當(dāng)社のお客さまセンターに寄せられた被害の聲から、當(dāng)時(shí)の狀況と、現(xiàn)実的な住宅への影響をまとめました。まずは地震による一次災(zāi)害、二次災(zāi)害から見ていきましょう。

一次災(zāi)害

地震における住宅の一次災(zāi)害とは、揺れが直接的な原因で起こる、建物の損壊や倒壊などの被害のこと。お客さまから寄せられたお申し出で最も多かったのが點(diǎn)検要望と內(nèi)壁クロスのひびであり、住宅全體が激しい揺れにさらされたことがうかがえます。

二次災(zāi)害

一次災(zāi)害によって引き起こされる火災(zāi)や、ライフラインの寸斷などが二次災(zāi)害です。特に停電によって住宅內(nèi)で一切電気が使えなくなると、日常の不便はもちろん通信も不通になり、災(zāi)害時(shí)に得たい情報(bào)が得られないなど、被災(zāi)生活にも支障が出ます。

また復(fù)舊期に至っても、余震を繰り返し受けたことで被災(zāi)後の耐震不安を感じ、點(diǎn)検を要望される方もいらっしゃいました。

地震に対するダイワハウスの備えとは？

一次災(zāi)害

建築基準(zhǔn)法では「巨大地震（震度6強(qiáng)から7程度）は數(shù)百年に一度のペースで起こる」という前提のもと、耐震基準(zhǔn)が決められています。ところが近年、阪神?淡路大震災(zāi)（1995年）、新潟県中越地震（2004年）、東日本大震災(zāi)（2011年）、熊本地震（2016年）と立て続けに大地震が起きています。東日本大震災(zāi)ではマグニチュード7以上の地震および余震が、時(shí)間差で波狀攻撃のように繰り返し起きていたことが後の調(diào)査で分かりました。

この事実は當(dāng)社の地震対策を一から見直す転機(jī)となりました。それまでの「1回の巨大地震に対して建物の倒壊を防ぎ人命を守る＜プレ?クエイク＞」から、「繰り返す巨大地震や余震に耐え、建物のダメージを最小限に抑えて、人命だけでなく安全?安心な暮らしまでも守る＜ポスト?クエイク＞」という考えにシフト。東日本大震災(zāi)以降に、軽量鉄骨造?木造?重量鉄骨造のすべての工法を刷新しました。

地震の揺れから住む人を守ることはもちろん、繰り返す巨大な余震までも想定して初期性能を維持し続ける持続型耐震が特長(zhǎng)です。

二次災(zāi)害

地震の二次災(zāi)害として多いのがライフラインの寸斷であり、その9割を占めるのが停電です。こちらについては次の章で詳しくご紹介します。

自然災(zāi)害の二次災(zāi)害ライフライン被害。その9割が「停電」

さて、地震?風(fēng)水害に共通した二次災(zāi)害として、「停電」が挙げられます。

下の図は2018?2019年に起きた主な災(zāi)害（地震?豪雨?臺(tái)風(fēng)）における住宅の被害狀況をまとめたものです。住宅の全壊、半壊、一部破損、床上浸水、床下浸水の被害が報(bào)告されていますが、それらと比較して桁違いの件數(shù)で起きているのが「停電」です。災(zāi)害時(shí)のライフライン被害のうち、停電は約90％の確率で発生しており^※1、大災(zāi)害時(shí)には完全復(fù)舊までに8日間かかることもあります^※2。ガスや水道に比べて、電気は災(zāi)害時(shí)に寸斷されやすいことがお分かりいただけると思います。

• ※1內(nèi)閣府（防災(zāi)擔(dān)當(dāng)）災(zāi)害情報(bào)「熊本地震（2016年）以降」より作成
• ※2內(nèi)閣府（防災(zāi)擔(dān)當(dāng)）災(zāi)害情報(bào)および各電力會(huì)社報(bào)告資料より集計(jì)

2018～2019年の主な災(zāi)害と被害狀況

• ※內(nèi)閣府（防災(zāi)擔(dān)當(dāng)）防災(zāi)情報(bào)　人的?物的被害及び各電力會(huì)社公表情報(bào)より作成
• ※2020.1.20現(xiàn)在のもの

災(zāi)害時(shí)に停電が起きるとテレビからの情報(bào)収集ができないばかりか、復(fù)舊までに時(shí)間がかかればスマートフォンの充電が切れて安否確認(rèn)に手間取ることも考えられます。一次災(zāi)害のショックに加えて、災(zāi)害後に電気が使えない生活を送ることは災(zāi)害時(shí)のストレスを増大させてしまいます。

悪天候時(shí)にも電気が使える
「全天候型3電池連攜システム」とは？

停電時(shí)でも、自家発電用の設(shè)備があれば電気を使うことは可能です。當(dāng)社では、「太陽光発電」＋「蓄電池」を?qū)毪丹欷皮い毳`ナーさまが比較的多く、「停電時(shí)でも電気が使えて心強(qiáng)かった」という聲が多く寄せられています。一方で、太陽光発電は風(fēng)水害が起こる悪天候時(shí)には発電できないのが課題です。

そこでダイワハウスでは「太陽光発電」「燃料電池（エネファーム）」「蓄電池」の3つを組み合わせた業(yè)界初^※1の「全天候型3電池連攜システム」を開発しました。燃料電池（エネファーム）は、ガスから取り出した「水素」と、空気中の「酸素」を化學(xué)反応させることで電気を創(chuàng)る仕組みで、発電時(shí)に発生する熱を給湯にも使えるエコな発電設(shè)備です。この3つを連攜させることで、雨天時(shí)も約10日分^※2の電力?暖房?給湯を確保できます。

• ※12019年2月當(dāng)社調(diào)べ（プレハブ住宅業(yè)界）
• ※2?道とガスが使える場(chǎng)合
  （電?レンジ、炊飯器はエネファーム稼働働時(shí)のみ利?として算出。[約10?間の內(nèi)訳]エネファームの発電電?利?8?間+蓄電池のみ約2?間）?部対応できない地域?商品があります。

2023年11月には「全天候型3電池連攜システム」をパワーアップさせた新商品をリリース予定です。以前のシステムはリビング?ダイニングのような特定の場(chǎng)所での電力供給に限られましたが、蓄電池の機(jī)能を強(qiáng)化させることで、家じゅうどの部屋でも普段と変わらない電力供給が可能になり、これまでの課題だったエアコンも使えるようになったのが大きな進(jìn)化です。仮に災(zāi)害以降に雨天が続いたとしても、エアコンをリビングで1日10時(shí)間^※使っても、最大8日間の電力供給を可能にするので、酷暑や厳冬の被災(zāi)でも熱中癥や寒さによる體調(diào)悪化から身を守れます。

※冬季で試算

災(zāi)害時(shí)だけじゃない。
日常も快適にする「エンドレスセーフティ」の思い

「全天候型3電池連攜システム」は災(zāi)害時(shí)に限らず、平常時(shí)にも光熱費(fèi)を抑えながらエコで快適な暮らしをもたらしてくれます。発電設(shè)備を備えていない家の光熱費(fèi)は15年間で約299萬円なのに対し、「全天候型3電池連攜システム」を搭載した家の光熱費(fèi)は15年間で約113萬円に抑えられるという試算※があります。つまり15年間で光熱費(fèi)に186萬円の差が出ます。電気代が高騰している昨今は、有力な選択肢になるのではないでしょうか。

※試算條件?東京電力、東京ガス、4人家族(夫婦,子2人), HEMSあり,蓄電池ecoモード,太陽光発電4kW／10年までの電力買取価格約24円/kWh,11年以降約8円/kWh／15年間のメンテナンスコスト エネファーム約15萬円,蓄電池約3萬円(太陽光発電 約0円) を含む

実は私の実家は仙臺(tái)市にあり、東日本大震災(zāi)ではマンションでも甚大な被害を被りました。當(dāng)時(shí)、商品企畫の部署にいた私は、自然災(zāi)害が人々の暮らしを狂わせるようなことは、決してあってはならないという思いを強(qiáng)くしました。

東日本大震災(zāi)以降に工法を刷新したハウスメーカーであることは先に述べましたが、ダイワハウスが最新技術(shù)を盛り込んだ工法を刷新することは、企業(yè)內(nèi)で「技術(shù)?テクノロジーが伝承されること」であり、時(shí)代ごとの社會(huì)課題に合わせて最適な工法へと進(jìn)化させられるだけの企業(yè)力?技術(shù)力のある証でもあると自負(fù)しています。

一次災(zāi)害の備えだけでなく、二次災(zāi)害の停電が起きても「全天候型3電池連攜システム」でライフライン復(fù)舊までの暮らしを守り、平常時(shí)には消費(fèi)電力を抑えながら、エコで快適な暮らしを送れる。日常から非常時(shí)まで最適な備えで「続く安心」を提供する「エンドレスセーフティ」がダイワハウスの思いなのです。

まとめ

災(zāi)害時(shí)だけでなく、その後に起こる二次災(zāi)害のリスクまで真摯に向き合い、安心してマイホームに住み続けるために必要な備えを日々アップデートしているダイワハウス。ぜひ展示場(chǎng)に足を運(yùn)び、その技術(shù)力を體感してみてはいかがでしょうか。